単純な場所

sophisticated girl; plain space

エージェント:ライアン

『エージェント:ライアン』を観る。よくわからない邦題がついているけれど、トム・クランシーのジャック・ライアンシリーズのクリス・パイン主演による第一作。ケネス・ブラナーが悪役を演じつつ監督業もこなすという多才ぶりを発揮してはいるけれど、ほぼひねりのない侵入ミッションものである上、金融市場でのテロを題材とした脚本は教養のなさを露呈して致命的に奥行きというものがなく、そもそもトンデモ陰謀論の類で、わざわざオリジナル脚本を採用した意味がわからない。かなり残念な出来のアクション映画となっていて、ハリソン・フォードはおろかベン・アフレックのジャック・ライアンにも及ばない。

Published on: 2014/8/7

Categories: 映画