フルスロットル
『フルスロットル』を観る。冒頭のシーンに見覚えがあると思ったらリュック・ベッソンの『アルティメット』のハリウッドリメイクで、オリジナルと同じくダヴィッド・ベルがパルクールの使い手の、主演のポール・ウォーカーを助ける役で出演している。ストーリーそのものに大きく変わったところはなくて、相変わらずいかにもリユック・ベッソン的なジャンル映画なのだけれど、徹頭徹尾、切れ味のよいパルクールアクションがフィーチャーされていたオリジナルに比べると、だいぶ普通のアクション映画とみえ、創始者たるダヴィッド・ベルのパルクールにも10年も経てば無理からぬことだが全盛期の切れ味はないみたい。
そうはいっても水準作ではあるので、残念なことに本作が遺作となったポール・ウォーカーのファンなら損はない。
Published on: 2014/12/24
Categories: 映画