単純な場所

sophisticated girl; plain space

最低で最高のサリー

『最低で最高のサリー』を観る。『奇跡のシンフォニー』でかわいい子役だったフレディ・ハイモアくんがほんの3、4年で立派な青年となって、はやくも人生に迷っている。

映画の惹句には”「500日のサマー」のスタジオが贈る”とあって、しかし配給にFoxが入っているというくらいの関係しかないのではあるまいか。DVDのジャケットもそれっぽいつくりで、とにかくジョゼフ・ゴードン・レヴィット人気にあやかりたいという狙いはわからなくもないが、物語構造はだいぶ違って、こちらはオーソドックスなロマンスとなっている。たしかに、ヒロインのエマ・ロバーツには小悪魔的な魅力があるのだけれど、ゾーイ・デシャネルほど不思議ちゃんというわけでもないし。

ゾーイといえばゾーイという役名でスピルバーグの娘のサーシャ・スピルバーグが出演していて、セレブな役回りは実生活を地でいっている雰囲気だったけれど、何がしかのオーラを感じるかといえばそういうわけでもなくて、かなり普通。

Published on: 2015/11/16

Categories: 映画