エージェント・ウルトラ
『エージェント・ウルトラ』を観る。ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートという美男美女のカップルを主役に据え、しかしジェシー・アイゼンバーグがジェイソン・ボーンの役回りでいくらでも面白くなりそうなのだけれど、予算の都合からか舞台は小さな田舎町に限られ、敵役のスケールが小さいばかりか動機の設定もいい加減なので微妙な不完全燃焼感が残る。ヒーローは言葉通りの不死身というわけでもなくアクションは満身創痍という印象でリアリティがあるのだが、ストーリーにそれがないのは残念なことである。そして、警察署襲撃のシーンがあってマニアとしては嬉しいけれど、警察側にもう少し見せ場を作ってもよかったのではあるまいか。
Published on: 2016/6/25
Categories: 日々