単純な場所

sophisticated girl; plain space

アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜

『アバウト・タイム』を観る。もう幾たびか折にふれ観ているのだけれど、『ラブ・アクチュアリー』や『パイレーツ・ロック』を手がけてきたリチャード・カーティス監督の最高傑作であると同時にドーナル・グリーソンとレイチェル・マクアダムスのベストアクトであるという確信は揺るがない。ビル・ナイについてはこれらを越え別格であり、ディケンズを愛読する奥行きのある父親を演じて、もう神域にあるといってもいいのではないか。海辺のシーンは『ルビー・スパークス』の砂浜の場面に匹敵する詩情があって震える。

Published on: 2018/4/21

Categories: 日々