駆逐艦キーリング
『グレイハウンド』が面白かったので、原作となったフォレスターの『駆逐艦キーリング』を読んでいる。トム・ハンクスの脚本はかなりうまいこと整理されており、原作のおいしいところはすべて盛り付けてある印象で、やはりなかなかのものである。
大きな改変は艦の名称、そして割愛されている大西洋の凍てつく寒さというところ。いかな最新のVFXとはいえ、気象描写については小説の奥行きが勝り、コーヒーとサンドウィッチもこちらのほうが圧倒的に美味そうなのである。
Published on: 2020/8/13
Categories: 本