Finding Hope in an Age of Resentment
連立政権が崩壊したドイツではこの日、シュルツ首相の信任投票が否決され、総選挙の前倒しが決まる。あちらでもこちらでも政治が不安定化して、年が明ければトランプの登場である。The New York Timesではポール・クルーグマンが最後のコラムを投稿する。2000年から続いた連載の終わりは、あらゆる信頼の喪失と怨嗟についてのある種、陰鬱な振り返りが語られる。Finding Hopeというタイトルに促されて読みすすめても、雌伏と蜂起の希望がわずかに示唆されているくらいなのだが、リベラルにとっての時節の雰囲気に沿っていることだけは違いない。歴史は振り子のように振れるとはいえ、長い冬の時代はこれから始まるのである。
Published on: 2024/12/17
Categories: 日々