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東日本大震災から14年。いやたしかに月日の流れるのは速いようだ。この長い年月があってさえ、福島第一原子力発電所の廃炉処理は燃料の取り出しと燃料デブリの処理で気が遠くなるほどのバックログを抱え、ロードマップはあれど完了の見通しは立っていないというのが現状である。燃料デブリの重量が880トンと推定される状況で、実験的に取り出されたのが数グラムであれば、道のりの長さはこの差と同じほどもあるに違いないのである。この惨禍がもたらされた時を知る国民が居なくなってなお、見通しの立たない事業として引き継がれることになっても驚かない。
Published on: 2025/3/11
Categories: 日々