単純な場所

sophisticated girl; plain space

虚史のリズム

積読を崩すスピードは、新たに加わる本の増加スピードを上回ることがないというのは万物普遍の法則のひとつではあるけれど、昨年の11月に買い求めてその物理的な巨大さから積読の中でもひときわ大きな存在感を示していた奥泉光『虚史のリズム』をようやく読み終える。本当は昨年のうちに読み終える目論見だったのだけれど、まずその通りにはならないのがこの界隈の常なのである。1,100ページの大著ではあるものの、もちろんこの作家の本なので七合目を越えれば一気に読了に向かうものと知ってはいるのだけれど。

『しあわせは食べて寝て待て』の第3話を観る。あいかわらず話は静かなものだけれど、そもそも団地生活のライフスタイルVlogをみるのも結構、好きなのである。そして米不足を取り込んでくる感度の高い脚本を楽しむ。

Published on: 2025/4/16

Categories: 本