湖泥
引き続き、池松壮亮主演の『金田一耕助短編集IV』を観ている。第4話は『湖泥』。ひょっとしたら長くなりそうな話を横溝正史らしいエッセンスを凝縮する感じに30分で表現しているのが、このシリーズのいいところでまず脚本がいい。そして金田一耕助の胡散臭さは歴代随一ではなかろうか。戦後の雰囲気を醸す薄汚れた衣装は演出として美術としても、うまいこと機能していて雰囲気がいい。
米の備蓄を5キロ2,000円で販売したいと新しい農林水産大臣が言ったそうである。そもそも供給の問題であれば値付けは問題の一部でしかなく、イベント的に消費されて終わるだろう。そもそも新米が出るまでの流通量自体に心配があるという話も聞くが、まずはその構造がよくわかっていないのである。米の価格が高止まりすることが好ましいと考える市場参加者ほど状況を把握しているだろうという気はする。
Published on: 2025/5/24
Categories: 映画