ぐりとぐら
組織論に関する短い文章を読んでいて埒もないことを考える。つまりトム・クランシーが偏愛する「強いリーダーシップ」と「実務のプロ」による行政組織はどのような結実をもたらすか?あれやこれやで、あまり心楽しい未来は到来しそうにないなぁというのが結論として思い描いたシナリオ。
和が漸く『ぐりとぐら』に目覚めた様子。めでたいことである。ミステリとしての要諦、つまり Who’s done it , How done it あたりを押さえた優れた物語。イチ押し。このまま道を誤らず、ポプラ社版少年探偵団経由講談社ノベルズ、早川ポケミスと突っ走って欲しいものである。
Published on: 1998/1/25
Categories: 本