単純な場所

sophisticated girl; plain space

ぐりとぐらのおきゃくさま

周が風呂で脱糞。その湯に浸かる。^^;まあ、ガンジス川で沐浴する人々がいるんだから死ぬことはあるまい。

和は寝る前に必ず『ぐりとぐら』『ぐりとぐらのおきゃくさま』をせがむ。両方、読み通すのが日課。僕はといえば、読むたび、深く考えられた物語展開に脱帽する。

例えば『おきゃくさま』では「おじいさん」の正体について、ついに語られることはない。何故、急いでいるのか、何だってそんなところでそんなことをしているのか。探求心とは、あるいは知的好奇心とは、このようなさりげない「謎」の提出によって一層、育まれるのであろう。子供達がある日、あぁそうだったのかと深く深く納得するのを楽しみに、ただひたすら読むのみである。

サントリーミステリ大賞の受賞作が決まったようだ。大賞はともかく読者賞の作者に司城志朗の名をみつけてびっくり。これはあの司城志朗なのだろうか。

Published on: 1998/1/30

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