単純な場所

sophisticated girl; plain space

許されざる者

テレビ東京で『許されざる者』を観る。暗く、泥臭い映画だ。何度も何度も観ようと思っては挫折し、今回も他チャンネルをザップしながら。いやしかし、クリント・イーストウッドはどうして暗い映画が好きなのだろう?物語の内容がではない、画面の話だ。その昔、『タイトロープ』とかいう作品を観たときは、実際のところ画面の中でどんな出来事が進行しているのか判然としなかったほどである。

いや画面ばかりではない。やはり物語の内容も暗いよな。枯れたユーモア一つ、あったようには思われない。救いもない。タフでクールなだけではない。根が暗い奴なのだろうと邪推する由縁である。

Published on: 1998/2/12

Categories: 映画