スピード2
会社は休み。諏訪地方に伝わる祭りのためである。勿論、どんな理由であれ、休日は休日。
数週間に亘るこの祭りでは、御柱という神木に薙ぎ払われあるいは下敷きとなって、よく死亡事故が起こるという。危険なのである。今回は死人がでたら中止という取り決めだったとも聞く。
ところが既に死者があったという噂がある。祭りの最中、不名誉として隠蔽された死があるという風説。一方で祭礼は粛々と進んでいく。
なんだかミステリみたいである。
『スピード2』を観る。新作料金でその上、二泊も借りてきたというのに、なんと日本語吹替え版。しょうがない、英語音声で観るかと切り替えてみても、これが収録されていないのである。この時点で最早、正当に評価できなくなっているのだが。
面白くねぇぞ。
タイトルにするほどの「スピード」感がないのはともかく、ウィレム・デフォーが孤立無援のサイコ君では、いや実際、サンドラ・ブロックがよく出来ているとかいった脚本は多分、別のものなんだろうと思いたくもなる。この監督が『ゴジラ』を撮るといったって、やりたいことは分かっているようなものだよな。
Published on: 1998/4/10
Categories: 映画