単純な場所

sophisticated girl; plain space

ボルケーノ

『ボルケーノ』を観る。期待はしていなかったものの、トミー・リー・ジョーンズが非常時、およそ考えられる限り最悪の危機管理局長を熱演していて、ひたすら呆れる。猪突猛進、公私混同、専門家の意見に耳を貸さず、危機の評価もせず、場当たり的に怒鳴り散らして現場監督に専念し、開き直って職場放棄とは?Responsibility と口にしながら職責を全うせず、現場主義を演じながら官僚じみて現実を直視しない人物像は分裂しているとしか述べようがない。こんな人間をヒーローとして描くってなあ、なかなか出来ることではないよ。何考えてるんだろう、実際。

Published on: 1998/6/12

Categories: 映画