ラプラスの魔
いつにも増して PC 濃度の高い一日。サブノートマシンの環境を作りこむことに血道を上げる。ヒマなのか?>自分。
講談社ノベルズの新刊、購入した二冊は何れも「ラプラスの魔」についての講釈付き。いわゆる新本格の流れは京極夏彦の大きすぎる影響を受けて後、不確定性原理の袋小路に入り込んでしまったかのようだ。しかし事象の非決定性を主張するわりに物語としてはオーソドックスでもあって、とって付けたような感が拭い切れない。「ラプラスの魔」を持ち出さずに語る工夫、安易な観念の遊びに堕しない心意気が必要であろう。
Published on: 1998/8/12
Categories: 日々