CUBE
周、誕生日。
年休をとって雑事を片づける。
というわけで朝からワイドショーにて臨界事故の続報をみる。芸能レポーターと思しきオバさんが、現地でガイガーカウンターを振りかざして歩いていて、成る程、他人の不幸に鈍感な人間は、自分の身に起きている危機にさえ不感症なのだということがよく判る。この種の人間の行動様式には不可解な点など何もなく、要するに想像力が徹底的に欠如しているのだという一点で説明可能なのだが、まぁ、愚かなのは自分の責任だとしても、若干の憐憫は感じざるを得ない。合掌。
『CUBE』を観る。カルトと呼ぶには余りにもメジャーとなってしまったが、評価される理由もよく判る。虚構を虚構として楽しむことのできる人間にとっては、実にスリリングな映画。換言すればヲタク受けの良い映画。推奨。
Published on: 1999/10/1
Categories: 映画