単純な場所

sophisticated girl; plain space

ユー・ガット・メール

『虚数の眼』を読む。第一作の傾向に磨きがかかり、売れ線狙いのあらゆる要素を投入しながらとっつきにくい作品に仕上がっていて、それはそれで良し。何しろ主人公がAOLのメールアカウントを持っているのはともかく、「ユーヴ・ガット・メール」と表記するあたり、友人とするには難しい個性に違いない、作者は。方向性としては独自のものをもっているようなので、中途半端な読者サービスなどやめてしまえと言いたいところ。

で、『ユー・ガット・メール』を観る。のほほん、のほほん。

典型的なジャンル映画として可もなく不可もなしといった印象。それにつけても「ユーヴ・ガット・メール」という邦題にならなかったのは何故なんやろうか。昔、「ユーガッタチャンス」というのがあったあったなぁなどとどうでもよいことが気にかかったり。

Published on: 1999/10/2

Categories: 映画