パーフェクト・ストーム
『パーフェクト・ストーム』を観る。既に幾度も表明しているようにジョージ・クルーニーのファンである。はっきり言って芸域はそう広くなく、ある種のプロフェッショナルを演じ一歩間違えればジョン・ウェインというところを踏み止まっている危うさが魅力なのだが、本作でもそれは遺憾なく発揮されていて、ラストを含めその眼差しの演技で代わりうるキャスティングはなかなか思いつかない。
嵐の表現自体も評判通りの迫力で、一部で言われたような作劇のアラはそれほど気にならなかったのだが、実をいってヘリの空中給油シーンを観られただけでもほぼ満足なのである。
Published on: 2000/12/2
Categories: 映画