単純な場所

sophisticated girl; plain space

凋落

嵐の前の静けさというべきか、久々に長閑な午後を過ごし、職場の若い衆の主張により近隣の台湾料理屋へ。かつてはホンモノの中華を喰わせる店であり、諏訪湖を望みながら南シナ海を想起するほどの味を出したその店で、数年ぶり、ショーユ味の炒飯を喰う破目になるとは。香り高き麺すら、フ抜けたシロモノとなろうとは。味を守ることの困難に寂寥の念、禁じ得ず。

Published on: 2001/3/2

Categories: 日々