キャスト・アウェイ
会社を休んで幼稚園の運動会。予想外に気温が低く、根性のない子供たちの訴えで寒い寒いの阿鼻叫喚地獄。父兄参加競技なども淡々とこなして帰宅。
『キャスト・アウェイ』を観る。孤島漂流ものは原体験に染みついているわり題材とした作品は少なく楽しみにしていたのだが存外、淡白だった印象である。ウィルソンという存在など、秀逸といってよい仕掛けが導入されている一方で、漂流生活そのものは案外に芸がなく一年間、減量に勤しんだというトム・ハンクスの体形の変化の他は見所というのがあまりない。ゼメキスらしいといえばいえるのだが、かなり明瞭なかたちで提示されるメッセージそのものが、4年間の孤島生活で人間が受けるインパクトの内実としては余りにも理に落ちているのではないかと思うのである。
Published on: 2001/9/21
Categories: 映画