単純な場所

sophisticated girl; plain space

トラフィック

残雪に足を取られながら子供達と散歩。

『トラフィック』を観る。手持ちカメラの多用と映像処理、モザイクのようなストーリー展開で長尺ながらダレるところがない。技巧が鼻につくにしても立派なものだし、ベニチオ・デル・トロは助演という位置づけが馴染まない存在感をみせている。一方、貫禄というものを体現してしまったキャサリン・ゼダ・ジョーンズにもビビったが、マイケル・ダグラスの役どころは予定調和という感が拭えず『ワンダー・ボーイズ』での好演を知る身にとっては面白味という点で欠ける。とはいえ、実を言って貶すところもあまりないのである。

Published on: 2001/12/23

Categories: 映画