単純な場所

sophisticated girl; plain space

ニュートン・ボーイズ

『ニュートン・ボーイズ』を観る。全編が1920年代的享楽に彩られており、犯罪者の暗さというものも薬にしたくたってないという話なので、クライマックスに至るまで勤労者にとってはついていきにくい映画である。クレジットが出てからが本領であって、実話を基にしているがゆえの無常感がそこはかとなく漂うことになる。決して褒められた演出ではないと思う一方で、これがやりたかっただけなのではないかという疑念が拭えない。

Published on: 2002/9/4

Categories: 映画