オール・アバウト・マイ・マザー

『オール・アバウト・マイ・マザー』を観る。垢抜けなく風変わりなカメラワークには当初、どうしたものかと思いもしたが、役者が揃ってからの展開には居住まいを正してこれに見入る。女優たちがプロの仕事をしている上にオトコを排除した物語の結構もよく考えられている。救いのある結末はかえって唐突という気がしないでもないが、悲惨なばかりではないという姿勢はもちろんあってもよい。

Published on: 2002/9/8

Categories: 映画