K-19
『K-19』を観る。クライマックスは、やけにアッサリしていると思えなくもない。原子炉での作業によって命を落とした人々にあらず、やはり主要な関心は艦長にあるというのでは、それも仕方がないということなのだろう。Widowmakerという副題がついているわり、誰も彼もが男やもめにみえるというあたりも語り口の不手際を示唆しているように思えてならない。
望んでも仕方のないことかもしれないが、日本についていうなら今ここにある原子力の今日的状況を問題提起している訳でもないので、物足りなさはかなり残る。
Published on: 2003/7/15
Categories: 映画