ティアーズ・オブ・ザ・サン
『ティアーズ・オブ・ザ・サン』を観る。ブルース・ウィリスは例の役回りを一歩も出ることなく大尉を演じている。物語のはじめ、例にも増して唐突に真人間になったあとは、ほぼ見せ場もなく映画は終わる。戦闘シーンではピールアウトの手順などに若干の新味はあるものの、脚本には吟味の跡が見られない。政治的理由を持ち出して救援を渋っていた大佐がいたとして、あの結末ではヘリを飛ばしておいたほうが余程、穏便ではないかと誰もが思うはずである。
Published on: 2004/4/19
Categories: 映画