単純な場所

sophisticated girl; plain space

オープン・ウォーター

『オープン・ウォーター』を観る。前半はリアリティテレビ風の演出であり、どうなることかと思わせるのだが、低予算であるがゆえのHD撮影をうまく利用しているのだと考えればそれなりに頭は使われている。後半にかけてテンションが失われることはないので、映画としては成立しているのだが、実際の事件に基づいていると銘打っているなりの誠実さには欠ける気がして仕方がない。もしかしたらあったかもしれない葛藤とはいえ、ずいぶんと分かりやすい起伏をつけたものである。

自分の身に換えて考えれば、このようにして2回殺されるのは全くかなわない。

Published on: 2005/11/26

Categories: 映画