単純な場所

sophisticated girl; plain space

ザ・インタープリター

西呑屋夫妻がおかみの仕事で信州を強行軍で徘徊の末、ウチに泊まる。夜は近くのイタリアン。ワインを呑み、帰ってウィスキーをやって、酔っ払って寝る。時節柄、怪しい人間にはかかわってはいけないと教育してあるにもかかわらず、子供たちはあるじになつく。

『ザ・インタープリター』を観る。ニコール・キッドマンとショーン・ペンのスケジュールを抑え、国連ビルのロケの都合から撮影は始めてしまったものの、脚本が上がってこなかったという事情を察するに余りあるもたつき方でぱっとしないストーリー展開なのだが、全体的に暗めの雰囲気は悪くなく、ニコール・キッドマンは久しぶりにキレイな感じ。だがしかし、冒頭、少しだけある同通の場面は全然、通訳っぽくなくて何だかソナー要員みたいである。だいたいニコール・キッドマンがアフリカを出自とするという設定にはかなり無理があって、シドニー・ポラックの手堅い演出と奇妙な対照を醸し出している。

Published on: 2005/12/10

Categories: 映画