単純な場所

sophisticated girl; plain space

クローサー

『クローサー』を観る。ううむ。舞台向けにデフォルメされたキャラクタは、アクの強さを越して不可解にも見え、ついていけないうちに全ては終わる。なるほどクライヴ・オーウェンやナタリー・ポートマンはジュード・ロウとジュリア・ロバーツを食う演技を見せているが、だからどうだというのだ。鬱が好きな人間は不幸を好む、というのは劇中のセリフだが、全体に異様な嗜好をもった人々としか思えない。

Published on: 2006/1/20

Categories: 映画