単純な場所

sophisticated girl; plain space

50回目のファースト・キス、のび太の恐竜2006

『50回目のファースト・キス』を観る。アダム・サンドラーの太太しいオーラというのは好みじゃないのだが(それがある種の照れだとしても)、製作でも脚本でもない本作は筋書きが他人の設えだけにその表出もほどほどであって、素直なメロドラマになっている。ドリュー・バリモアも十分に魅力的であり、ステレオタイプながら脇役陣も悪くない。ハワイという舞台装置が活きている脚本は結構、優秀なのではないだろうか。途中、『シックスセンス』のネタを割るセリフがあって、これは何かの嫌がらせなのだろうかと思われるものの。

お子たちを引率して『のび太の恐竜2006』を観に行く。前半はそうそうこんな感じだったという往時の『のび太の恐竜』で、これを醤油とするならば、後半はステーキソースといった風味で、まぁ、時代も変わったし自分も歳をとった。

Published on: 2006/3/5

Categories: 映画