単純な場所

sophisticated girl; plain space

NANA

『NANA』を観る。原作のマンガは未読。中島美嘉は嫌いじゃないのだが、眉毛の不在が気になって仕方なく、そもそも少しマシなものを食べたほうがいい。松田龍平は果たしてかっこいいのかという命題には今回もカタがつかず、喫煙者が多いのも気になった。辛気臭いナレーションが全てを過去時制に押し込んでいるのだが、これは演出上のミスではないかという印象もあって、ことほど左様にツッコミどころの多い映画とはいえ、宮崎あおいは安心感のある演技だし、伊藤由奈のボーカルは大したものである。どうやら原作のテイストを出そうという意欲とリスペクトはみえ、結果、仮装大会になっているとしても、それはそれでいいのだろうね。

Published on: 2006/5/19

Categories: 映画