旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ
『旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ』を観る。もとはいわゆるヤングアダルト小説であり、昔でいうところのコバルト文庫みたいなストーリーながら、計算高そうな原作者の術中にハマって泣きそうになる。というか、泣く。難病の子供を出してくるあたり、邪悪な意図を感じる。ギリシャの風景はあくまで美しく、若さはいろいろと難儀で、申し分なく切なくなることができるという映画である。
Published on: 2006/7/8
Categories: 映画