ファーストフード・ネイション
ファーストフード・ネイション』を観る。『ファーストフードが世界を食いつくす』が語っている内容のかなり大ざっぱな俯瞰となっており、映画としてはハンバーガーのように大味。出演者には大物が名を連ねているが、救いのない現実が救いなく描かれていて、何かもうみんなグローバリゼーションとか資本主義とかってうんざりなんだよねという気分になっているのはよく判る。これが日本でも、牛肉のパテにウシのフンが混入するという問題の解決をハイテク化された工場を以て行い、挙句、投資負担増から投入される牛の質は一段と悪化、最終的にはコスト競争に敗れて輸入品化するという末路が容易に見えるわけで、地産地消というのは結構、重要なキーワードなのではないかと考えた次第。
Published on: 2008/9/7
Categories: 映画