単純な場所

sophisticated girl; plain space

スルース【探偵】

『スルース【探偵】』を観る。1972年にローレンス・オリビエとマイケル・ケインで作られた作品のリメイクであり、老齢の作家を今度はマイケル・ケインが演じるという趣向。マイロはジュード・ロウ。『斜め屋敷の犯罪』で元祖『スルース』に言及していたことを思い出す。オリジナルの新本格(死語)的なプロットはそのまま、しかしだいぶ風味の異なる出来となっている。本編は89分であり、本家128分に対してかなりコンパクトとなっているはずだけど、冗長とさえ感じてしまうあたりが本作の残念なことろである。「イタリア風」の舞台劇調セットも何だか垢抜けない。

Published on: 2008/9/28

Categories: 映画