1408号室
『1408号室』を観る。スティーブン・キングの短編を原作としている。ジョン・キューザックが56人もの変死者を出している部屋に泊まり恐ろしい目に会うという話だが、死者の数が原作よりも大幅に増えており、さすがに56人ではもうちょっと躊躇があってしかるべきではないだろうかと余計なことを考える。怪異の序盤は薄気味の悪さが際立っており結構、怖くもあるのだが、スティーブン・キング的に状況がエスカレートするにつれ、ディズニーのアトラクションばりに大掛かりな異変となっていくので思わず笑ってしまう。密室劇でこの尺を維持していることについては、それなりの仕事をしていると言ってもいいのではないだろうか。ちなみに件のホテルの名前はドルフィンホテルである。村上春樹かよ。
Published on: 2009/3/21
Categories: 映画