引き続き2009年の収穫を振り返ってみる
大作を再評価しても始まらないというわけで、もうちょっと地味なところを推しておくとすると、異様に評判の悪かった『ハプニング』を挙げなければなるまい。新年早々、これを観て、つい最近も観てしまったので、『ハプニング』に始まり終わると言えば言えよう。もともとM・ナイト・シャマランは好きである。『レディ・イン・ザ・ウォーター』でさえ、いいと思う。どうでもよいことだが、シャマランが年下であることに気づいて驚愕したのも今年であった。
アニメはあまり観ないのだが『サマーウォーズ』には震えた。邦画では『アフタースクール』に感心して『運命じゃない人』を掘り出してもみた。内田けんじ監督はまだまだ仕事をしてくれそうだ。邦画的な文法に向いている気がする。韓国映画ではなんと言っても『チェイサー』であろう。何度も観たいという内容ではないとして。
好きな監督で考えれば、『永遠のこどもたち』『僕らのミライへ逆回転』『イースタン・プロミス』はいずれも作家性の横溢した作品で、収穫と讃えるべき出来であったと思う。
Published on: 2009/12/27
Categories: 映画