はたらく細胞
『はたらく細胞』を観る。アニメがいくつもあることも知っているけれど、これは2024年の実写版。赤血球を永野芽郁、白血球を佐藤健が演じていて『るろうに剣心』みたいな再現性が見どころかと思っていたのだが、人間側に芦田愛菜と阿部サダヲを配したドラマ展開もなかなかおもしろい。不摂生な父親の殺伐とした体内には笑うほかない。そして外肛門における括約筋の死闘には思わず声が出るというものである。放射線治療が体内世界の一大スペクタクルとして描かれ結局のところ無慈悲な新陳代謝の世界観に回収されるあたりもいい。見どころは多いと思うのである。
この日はインドネシアの国内移動。帰りのフライトは機材の都合でほとんど3時間遅れ。空港で無為な時間を過ごすというのも、これはこれで醍醐味というものである。
Published on: 2025/4/24
Categories: 映画