国際分業

東南アジアで開発中の工業団地をみると、国際分業体制のなかでかなりの長期的なインセンティブを設定してインフラを作ろうという企図に圧倒される。一方で自国産業優先の政策もあるとして、トランプの関税の影響が長引けばさまざまな大プロジェクトに波及的な影響をもたらして世界の不確実性は確実に増えていくに違いない。

低い賃金を前提とした開発経済の是非はおくとして、サプライチェーンの長さとその末端での仕事の中身を具体的に考えると、米国中心の考え方を関税でどうにかしようという発想自体そもそも辻褄の合わないお花畑なもので、どうあっても成り立たないと前提していいと思う。この自殺点は規模においても壮大な被害をもたらすだろう。

Published on: 2025/4/25

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