松代
ゴールデンウィーク後半の初日、松代までドライブして松代象山地下壕を見学する。いわゆる松代大本営の見学コースは約500メートルを行き戻るものとして設定されている。全体では総延長6キロにおよぶ岩盤が掘り抜かれ、碁盤の目のように交差する空洞には投光器の向こうにさらに続く暗闇があって、終戦前の8ヵ月に投じられた膨大な労力たるや。ヘルメットを着用して歩くこの壕内をどのように使おうとしていたのか、ちょっと想像がつかなかったのだけれど、そのあたりの資料も終戦のどさくさにあらかた焼却されてしまったようである。山間に長閑な田舎の風景が広がる様子はこの遺構の異様を際立たせている。
付近には真田ゆかりの観光スポットがいくつもあって『真田丸』以降の松代藩真田家の歴史を偲ぶことができる。いろいろと見物して上田経由で帰宅。
Published on: 2025/5/3
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