サイモン・バーチ
午後より東京。講演会に出席。講師の話は兎も角、胡乱な業界紳士の仕切りに嫌悪も一入。かつて日本株式会社と呼ばれ、今失われようとしている権益に、しかしなお固執しようという老人をまたもみる。この種の人間は実際のところ何を代弁しようしているのか。
秋葉原にてThinkPad240の大容量バッテリを所望するが叶わず。22時過ぎ帰宅。
『サイモン・バーチ』を観る。信仰を題材とした小説にはこれに類する系譜があって、『塩狩峠』を思い出したが、両者は行為として同一であるにも関らず、自己実現として語られる前者と自己犠牲の色濃い後者に、国民性といえばいえる相違がみえて面白い。配偶者はといえば、ひたすらジョセフ・マッゼロの美少年ぶりに感銘を受けた様子。いやはや。
Published on: 2000/6/30
Categories: 映画