単純な場所

sophisticated girl; plain space

セッション9

『セッション9』を観る。廃虚となった精神病院での1週間の作業。超常現象以前、登場人物は現実の世界に行き詰まっており、いやはやリアルワールドの過酷に比べればオバケなど何ものでもないは言を俟たない。ホラーではなく新本格のミステリであり、全体として道具立て以上の何かがあるように見えないその風合いは、綾辻行人の小説を想起させる。

Published on: 2005/3/16

Categories: 映画