キーファー・サザーランド IN エアポート24時
『キーファー・サザーランド IN エアポート24時』を観る。もとは『乱気流』の名を冠されていた1998年の映画だが、『24』人気を念頭においての改題みたい。主人公は一応、キーファー・サザーランドだし、役名はジャックだし、演技も、まぁ、言ってしまえばいつも同じだし、というわけで何も悪いことはないのだが、ドンパチのひとつもない映画である。ひょっとすると『狂っちゃいないぜ』よりも管制官の仕事そのものにフォーカスしたドラマだが、嵐の襲来により受け入れ数が大幅に増加した空域の管制を題材に、だがしかし嵐を描くとなれば予算も必要ということだろうか、機材の老朽化を主たる困難として設定しようというなかなかに頭を使った映画となっている。それなりに面白くて低予算なりの志がみえる。
Published on: 2008/10/12
Categories: 映画